勉強だけじゃものたりない？　課外活動

夜のピクニック

恩田 陸／著
新潮社
　 「歩行祭」。
それは、全校生徒が、朝８時から翌朝８時までかけて、
８０㎞の道のりを歩き通すという、北高最大のイベントだった。
生徒たちは、この一夜の間に、友人と語りあったり、
想いを寄せる相手に告白したりと、濃密な時間を過ごす。
３年生の貴子は、この高校生活最後のイベントに、小さな賭けをしてのぞんだ。
親友にも打ち明けたことのない、一つの秘密にまつわる賭けを胸に、彼女は歩く。
「みんなで夜歩く。どうしてそれだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」
作中の生徒がそう言ったが、『ただ歩くだけの話』を、恩田陸が特別な物語へと仕立てあげた。
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アート少女
根岸節子とゆかいな仲間たち

花形 みつる／著
ポプラ社
　 実力派の先輩たちが卒業したとたん、部員わずか４名の弱小部に転落した美術部。
残った部員は、オタクや引きこもりと、個性的ではあるが、今一つ頼りにならず。
部室も取り上げられ、校長からは目の敵にされ、幾度となく難題を突き付けられては、
廃部の危機に追い込まれ……。
しかし！部長・根岸節子はあきらめない！あがいて、あがいて、あがいた先に活路を見出す。
「あきらめない」＝「最強」であると言わんばかりに、戦い続ける彼らこそ「武闘派文化部」！？
　本作の直前の事件が収録されている「Ｆｒａｇｉｌｅ―こわれもの」も一緒にどうぞ。
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『ウラナリ』シリーズ

板橋 雅弘／著
講談社
　 身長176㎝・体重52㎏。
まるで「アンガールズ」みたいな中学３年生のハヤブサは、
何をするでなく、何をしないでなく、ぼんやりと日々を過ごしていた。
そんな彼の前に、ある日立ちはだかった、金のモンブラン。
…いや、見知らぬ制服姿の女子。
彼女は、いきなりグーでハヤブサを殴り、「ウラナリ！」とののしって立ち去った。
さすがにヘタレなハヤブサも怒り心頭。
その怒りを、同級生にすすめられるまま、ハンドボールにぶつけたら、なぜか中学３年にして、
ハンドボール部の新入部員になることに！？
部活に恋に、ウラナリの青春物語は、全５巻。
１ ウラナリ　
２ ウラナリ北へ
３ ウラナリと春休みのしっぽ
４ ウラナリは泣かない
５ ウラナリ、さよなら
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ハチミツドロップス

草野 たき／著
講談社
　 部活動のおいしいところだけ味わって、活動らしい活動もしていない
「ハチミツドロップス」の異名を持つ、お気楽ソフトボール部。
能天気なお調子者のキャプテン・カズを中心に、
ひと癖もふた癖もある仲間が、ぬくぬくすごしていた。
だが、そんな生活が、突然終わりを迎える。
カズの妹、新入生のチカが、やる気に満ちた体育会系一年生を引き連れて、
ソフトボール部へ乗り込んできたのだ。その日を境に、ばらばらになる「ハチミツドロップス」。
彼女たちは、今まで居心地の良い場所を守るために作り上げていた「自分」と向き合うことに。
一人になってしまった時、本当の自分とちゃんと向き合うことに気付いた、カズのこれからを応援したくなる。
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ぼくは落ち着きがない

長嶋 有／著
光文社
日々の部活動で、仲間同士が切磋琢磨する部活もあれば、
本作のように、ゆる～い感じに、日々が過ぎて行く部活も、少なくないだろう。
図書室の一角をベニヤ板で区切っただけの、「書庫」兼「図書部部室」。
部員たちの多くは朝、登校すると教室に向かうより先に部室に寄り、
昼食も部室で食べ、放課後もいそいそ集まってくる。
と言って、熱心に何か活動をしているわけでもなく。
ただ、狭い部室内で身を寄せ合って、くだらない会話に盛り上がり、
ちょっとオタク臭い話題にエキサイトし、そして他愛もないことで衝突する。
そんな、ゆるゆるの脱力系青春小説。
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『マイナークラブハウス』シリーズ

木地　雅映子 ／著
ジャイブ
小さな里山にある、桃李学園は、文武両道をウリにする中高一貫校。
この学校の高等部の敷地の端も端、
ニセアカシアの林を抜けたその奥に、桃園会館はあった。
古ぼけた建物に集うのは、部員不足で正式な部と認められるか否か
ぎりぎりなラインの文化部たち。
すっとんきょうな謎の帰国子女・ぴりか、クールな天才服飾デザイナー福岡、緑の指を持つ天野、他。
その才能と引きかえに、学校という集団社会に馴染む能力をどこかに置いてきた彼らは、
一人で立つ覚悟と誇りを持って戦い続けている。
１ マイナークラブハウスへようこそ！
２ マイナークラブハウスの森林生活
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吉野北高校図書委員会

山本 渚／著
メディアファクトリー
　 徳島にある、くそまじめな校風の吉野北高校。
そんな校内で、ひときわ地味な図書委員会の幹部・かずらは、
1年のころから気の合うコンビだった大地が、
大事な後輩・あゆみと付き合いだした頃から、胸にモヤモヤしたものを抱え。
そんなかずらをそばで見ている藤枝も、モヤモヤやもどかしさを抱え…。
誰もが誰かを大事にしているだけなのに、そこに何故だか、
転げ回りたくなるような恥ずかしさが生じてしまう。
地味でまじめで、ネクラ。そんなイメージが付きまといがちな図書委員だって、
日々、甘酸っぱい青春に振り回されるのだ！方言交じりの会話が、いい味出してます。
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花の道は嵐の道
タマの猫又相談所

天野 頌子／著
ポプラ社
　 小心で泣き虫な少年・理生（みちお）の家の猫のタマは、
二十年以上生き、尾が二つに分かれ、人語を話せ、危険も察知できる猫又だった。
その事実を知ってから、理生は、年長者のタマに、何かあればすぐに泣きつく。
　「助けて～、タマ～！」
高校入学後、人間関係のしがらみで入部せざるを得なかった貧乏華道部が、
ライバル茶道部に狙われて廃部の危機だと、理生が助けを求めたとたん、
タマの危険探知機・猫ひげレーダーがぴくぴく反応を見せる。
まるでどこぞのメガネ少年と青いネコ型ロボットを思い出させる二人（？）
の関係に、ほのぼのと物語を愉しんで。
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動物学科空手道部１年高田トモ！

片川 優子／著
双葉社
　 人生の目標にしていた大好きな姉の裏切りにあったトモは、
姉への 反発もあって、動物学科のある大学に進学し、
一人暮らしを始め、空手道部に入部する。
姉の後を追うだけだった自分の無い自分を反省し、
女らしさを捨てること・一つの事をやり遂げることを目標に、
新たな生活へと突入したけれど。
初めての一人暮らしは寂しさが付きまとうし、
自分に自信が無く、人との距離感に戸惑うことも多い。
傷つきつつ悩みつつ、えっちらおっちら乗り越える、
トモの大学初年度を、現役大学生の著者が、リアルに描く！
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たまごを持つように

まはら 三桃／著
講談社
中学校弓道部の二年生３人。
何事にも自信が持てない不器用な早弥（さや）。
それとは対照的に、入部当初から、その天才的センスを発揮した実良（みら）。
そして、黒人の父譲りの褐色の肌を持ちながら、武士道を心より愛する春（はる）。
もうすぐたった一人の先輩が引退してしまうのに、
新入部員は入らないし、早弥は思うように上達しないし、
実良はスランプに陥るし、なのに大会はやってくるし…。
問題はいくらでもあるけれど、彼らは途中で諦めずに、一歩一歩進んで行くことの大切さを、やがて学ぶ。
傷つきやすい、柔らかな心を抱えた中学生たちの不器用で熱い、青春小説！！
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少年少女飛行倶楽部

加納 朋子／著
文芸春秋
中学に入った海月（みづき）は、なりゆきで、
「飛行クラブ」なる奇妙な部活に入部させられる。
部の活動目的は、「空を飛ぶこと」。
この怪しい活動内容に加え、部長・斉藤神（通称カミサマ）は尊大で変人だし、
部員は足りないし、やっと入った新入部員は、野球嫌いの元野球部員・球児や
高所平気症の朋（るなるな）など、これまた妙な奴らばかり。
なんとか部員も集まって、正式な部と認められたけど、
部費は無い、部長はろくに働かない、部員はまったく頼りにならない。
なしくずしに海月があれこれ駆けずり回る羽目に。
苦労性の中学生は、はたして飛べるのか！？
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『オオカミさん』シリーズ

沖田 雅／著
うなじ／イラストレイター
アスキー・メディアワークス
（電撃文庫）
私立御伽学園に、絶対的な信頼と恐怖でもって君臨する、何でも屋さん組織。
その名も「御伽学園学生相互扶助協会」、通称「御伽銀行」。
銀行は、相談者の問題解決に力を貸し、
相談者は、いずれ（卒業後の場合もある）同等の「貸し」を何らかの形で銀行へ返す。
そんな一風変わった組織の面子も曲者揃い。
スレンダーと言えば聞こえがいい、凹凸の無い体でパワフルに暴れる大神さん（通称・オオカミさん）、
真黒なお腹を、とても高校生に見えない小さな体に隠し持つ林檎さん（通称・赤ずきんちゃん）、
対人恐怖症・視線恐怖症のヘタレヒーロー・森野亮士など。
そんな彼らの熱血人情ラブコメその他いろいろ風味、ご賞味あれ。
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部活お悩み相談室

高畑 好秀／著
山海堂
　 部活動って、楽しいことも多いけど、そればっかじゃないよね？
部員の中にグループや派閥ができちゃった
練習についていけない・顧問や監督とうまくいかない
エラそうな先輩が大嫌い……。
そんなあなたの悩みに、メンタルトレーナーが答えてくれるよ！
「こんな風に考えたら？」「こうしたらどうだろう？」ってね。　
もちろん、答えを聞いても、どうするか決めるのは、あなただけれど、
「どうすればいいの！？」って困っていた悩みの解決の糸口が、ここにあるかも。
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『部活動レベルアップガイド』シリーズ

汐文社
　 バレーボール部
バスケットボール部
サッカー部
野球部／吹奏楽部
　　　　 このシリーズでは、部活別に、競技のルールや練習方法、
練習計画の立て方、そして中高生向けの大会や、
読んでおくと良い関連書籍を紹介しているよ
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