LEAF Vol23 暑い！熱い！　夏

学年一の長身で運動神経もいいのに、どこかボーっとしがちで、引っ込み思案な小５の少女・内田一希。
一学期の終業式の日、学校の国旗を掲揚する高さ２０ｍの旗竿の先端に、２４年前の伝説のガキ大将たちからのメッセージを見つけてしまったことから、
学校一の悪ガキやアイドルの男の子たちと一緒に、思いがけない冒険に巻き込まれる！
次々に展開する奇想天外な冒険から、最後まで目が離せない！！

夏休みを迎えた中ニの奈々子。
勉強に部活にと忙しくも充実した毎日を過ごしていたが、奈々子同様忙しい家族は、みんなバラバラで、どこか淋しさも感じる日々。
そんな時、田舎から突然、祖母のバーバがやって来た。
自分の余命が長くないことを知り訪れたバーバは、そのことを内緒にしたまま、様々な料理を一緒に作りながら奈々子に教え、食事を通して伝わる愛情の存在を、教える。

中二の進は、夏休み明けの、好きな女の子の誕生日に贈るプレゼントに頭を悩ませていた。
お金は全然ないのに、ひょんなことから知ってしまった、彼女が一番欲しがっているもの。
パールの付いたプラチナリング。
それをなんとか手に入れたくて、おじさんに借りた１００万円を元手に「株」というものをやってみる事に。
その一方、夏期講習で一緒になったクラスメートの直美が急接近！？

地味で暗い化学教師が、新聞部からの依頼で自分の高校時代を語る。
かつて、千葉市沖の東京湾海底に、海流発電とシーコンクリートの活用で生まれた海中都市・海中市。
そこに、海の中で青春を謳歌する高校生が集う、千葉県立海中高校があったことを。
教師の回想と交互に語られるのは、生まれも育ちも海中市の、海中高校生・夏波の物語。
人生初彼氏もでき、迎えた夏休み。これから楽しい日々が始まる。はずだったのに…？
今はもう無き海中市で繰り広げられた、青春と喪失の物語。

少年少女の冒険を綴ったこのシリーズの１作目は、まさに夏の海から始まる。
夏休み、両親の旅行中に、海辺のおじさんの家に子どもだけで泊まりにいくことになった、ジュリアン・ディック・アンの三兄妹。
そこで初めて会ったいとこのジョージーナは、女の子なのに男の子になりたいと、
「ジョージ」と名乗り、一人で過ごす事を好む変わり者だった。
しかし、彼女が祖父の無人島と沈没船を受け継ぐ話を聞いた３人は、がぜん彼女に興味を持ち、
ジョージーナもまた、徐々に３人を受け入れ始める。
無人島・沈没船・崩れた古城・隠し部屋・宝の地図…。古き良
き冒険譚だが、そのワクワクは、今読んでも色あせない。

中一の夏休みがやってきた！
広樹は、友達の秀一・敬道や、東京から転校してきて、地元の子とは全く雰囲気が違う、いとこの冽史らと楽しい夏を過ごす気満々だった。
が、古くからある家の「格」や、本家・分家、長男・跡取り、そんなものを当たり前のように振りかざす大人たちの都合に振り回されて、雲行きはあやしくなり始める。
そんな時、冽史の家に持ち上がった問題を知った広樹達は、ちょっとした冒険を決意する。
みんなのお父さんやお母さんが、今のみんなと同じくらいの年だった時代の物語だけど、いつの時代も、男の子はやっぱり男の子だ。

生まれて初めて学校をさぼった１３歳の杏（あん）。
行き先を、学校から県立図書館に変更したのはいいものの、いざ図書館へ着いてみれば、その日は臨時休館。
がっかりする杏に、不意に声をかけて来たのは、小汚い恰好をしたおばさん・サヨコさん。
３０年前に起こったバス事故について調べているサヨコさんに付き合っているうちに、幼いころに無くなった父親との思い出が、鮮明に蘇る。
暑い夏の夕方の、熱せられたアスファルトに降る夕立の匂いを思い出す。
そんな小旅行に付き合ううちに、「命」「死」そして、「再生」について、ちょっと思いを馳せるのは、どうだろ？

（画像は「メグとセロンⅠ　三三〇五年の夏休み（上）」）
容姿端麗頭脳明晰、冷凍食品会社の御曹司で、女の子からもモテモテなのに、告白は全て断わってきたセロンが、ある日恋をした！
相手は、同じ美術の授業を取っていたメグミカ（通称メグ）。
１５で初恋を迎えたセロンは、恋に対して超奥手。
メグに声をかけることすらままならぬまま迎えてしまった夏休み。
だが、親友・ラリーに誘われて、雑用として参加した演劇部の合宿に、なんと同じく助っ人としてメグも現れ！？
奥手の少年と天然少女、そして個性豊かな愉快な仲間たちが共に過ごす夏休みは　当初の予定より楽しくなりそうな予感…？

携帯も通じない山奥に暮らす少女・舞が飛ばした、いくつかの風船。
その風船についていた手紙を、東京で拾ったのは、それぞれが少し不思議な能力を持つ、健一・麻里安・隼人の３人の小学生。
舞と文通を始めることで知り合った３人は、やがて夏休みを利用して、舞に会いに行こうと計画を立て始める。
だが、その計画には3人の家庭の事情が壁となって立ち塞がり、さらに、大人の都合に振り回されて、夏の旅行どころか、事態は思いがけぬほうへと転がり始めて…。
大人の勝手に怒り、自分たち(子ども)の無力さを嘆きながら、そこで流されるままに諦めてしまえば楽だし簡単だけど。
理不尽な理由で　諦める事を良しとしない時にこそ、冒険が始まる！！

その存在すら知らぬほどに疎遠だった曾祖母で雲出（くもず）家長老・フサの危篤の知らせを受け、母親の代理として、一人で三重県までやってきた、中学生の純太。
３０億とも言われる遺産の行方を巡り、目の色を変える親族に対して出された、遺産相続の条件は、「雲出流のやり方」で、各自目標金額を稼ぐこと。
そこで初めて、純太は、雲出家が詐欺師の一族であることを知る。
財布の紛失により、現在の所持金４００円の純太と、ペアを組むことになった親戚のお兄さん・研士は、所持金ゼロ。
そんな二人が、目標金額２０００万円を、はたして期限内に稼げるのか？
　詐欺師の話だけど、出てくるキャラは妙に可愛らしい憎めない奴ばかり。
非日常のドキドキに、あなたも嵌ってみない？