LEAF Vol25 読もう！絵本

工学博士であり、ミステリー作家でもある森博嗣の手による絵本は、広い宇宙に浮かぶ様々な星を、玉子さんと一緒にめぐる旅のお話
。 あなたなら、どの星に住みたい？どの星に行ってみたい？

ある日、散歩の途中に出くわしたペンギンは、飛んでいる最中に、空から落ちたんだと言い張った。
――ペンギンが…空を飛ぶ…？
その日から、「わたし」とペンギンの、空への挑戦が始まったんだ！
デッサン調の絵柄が暖かい、味のある作品。

世界的ポップアート作家は、絵本で｢大事な人｣についてうったえる。
あまりに大きすぎて、誰の目にも止まらない一人ぼっちのこいぬに、気付いてくれたのは、ちっちゃな女の子。
今は一人でも、きっとどこかに、あなたと出会うべき人がいるよ。

語り部は１軒の廃屋。
ある日、キノコ取りに来た子どもたちが見つけ、きれいに直された家に、人々が移り住んでくる。
苗木が植えられ、収穫に喜び、子どもたちは育って、新たな家族を迎える。
家も景色も、そして住人も、少しずつ変化していくのを、家が黙って見守り続ける、静かな静かな百年の物語。

いつの間にかジョンの部屋に入り込んでいた、ちっちゃなちっちゃなおじさん。
サイズはミニでも、態度はでかくて頑固で、おまけに不潔！
たびたび喧嘩をしながらも、ジョンはおじさんの面倒をアレコレ見るけど…･･･。
自分と異なる他者と付き合うことの困難さを、容赦なく突きつける絵本だ。

絵本でお馴染みのゾウのババールによる、ゾウの為のヨガの本登場！
ヨガのポーズを取る、ババールを眺めるだけでも楽しいけど、ババールにならって、一緒にヨガを楽しんでみるのもアリ！？

のどかな湖のほとりで、一人の兵士が死んでいる。
そこから時間は巻き戻る。４時間前、２日前、１０日前、２年前、５年前、十数年前……。
生まれたときから兵士で、生まれたときから戦っていた者など、どこにもいない。

イメージの魔術師といわれる、エロール・ル・カインによるオリジナル絵本。
口の悪い王様に、森の王がかけた魔法。
悪口が本当になってしまう、その魔法のせいで、お城はたいへんな事に！
繊細で幻想的なイラストと、昔話のようなお話と、一粒で二度美味しい絵本。

「人生が完璧になる場所」を探す旅に出たチャーリー。
自分の過去の時間を全て、スーツケースに詰め込んで、西へ東へ南へ北へと、旅を続けるけど……。
「今ここにいるあなた」ではなく、「ここでは無いどこかにいるあなた」に憧れる人に、一度手にしてほしい。

夏の終わり、農夫のベイリーさんの車にぶつかった男は、記憶を失っていた。
どこか不思議な所のある男を、農夫の一家は家族のように迎え入れ、男も日ごとに家族に打ち解けていた。が、ある日…･･･。
オールズバーグの色彩豊かなパステル画と、村上春樹の美しい日本語訳が、不思議で幸せな読後感を残す。

何かが足りなくて楽しくないから、ぼくは、足りない｢何か｣を探しに行く。
色々なカケラと出会って別れ、とうとうぴったりのカケラを見つけた！！でも…あれれ……？
あなたの足りない｢何か｣は、なんだろう？それは、本当に｢足りない｣ものなんだろうか？

がんでもう長くは生きられないと知った85歳のエルマおばあさんは、普段の暮らしを楽しみつつ、家族の歴史を書いたり、死を迎える準備を始める。
おばあさんが自宅で家族に見守られながら静かに息をひきとるまでが、飼い猫の語りを通して語られる写真絵本。

ある朝、つばきちゃんの机の上に置いてあった手紙。
「まじょもりへ　ごしょうたい」不思議な不思議なお茶会が始まる。
もう少し小さい頃、いつでも「まじょもり」に行けたあなたへ。

元暴走族総長だった男が決めた、己の進むべき道は、｢絵本作家｣！
転んでも転んでも、何度でも起き上がり、恰好悪くあがき続けた「絵本作家」の姿は、最高にカッコイイ！！

どんな絵本を作ろうか？どうやって絵本を作ろうか？
そして、プロの絵本作家には、どうすればなれるの？
そんな疑問に答えてくれる１冊。

こちらは、文字通り絵本を作る為の本。
1枚の紙に切れ目を入れて折るだけのオリガミ絵本から、印刷所に依頼する、本格的なものまで。
プロの絵本作家達と、その手順を追ってみよう。
さぁ、どんな絵本を作ろうか？