LEAF Vol36 恋してるーっ??

「俺と結婚を前提につき合ってください コノヤローッ！」 全校朝礼の真っ最中、壇上に海パン一丁で乱入し、どこぞのプロレスラーばりのマイクパフォーマンスの末に公開告白。
そしてあっさり玉砕した、バカの日本代表こと月島。
フラれたあげくに停学を食らった傷心の友人を見舞う宮本の前に現れた小柄な毒舌少女･長瀬は、なんと月島に「ゾッコンラヴ」らしい！？
そんな彼らが気付いた、月島が告った女子生徒の抱える問題。
惚れた相手の笑顔のために、想い人が心を寄せる女を抹殺するため想い人を助けるために、友情のために…それぞれの理由で３人のバカ達が走り出す。
バカがつくほどにまっすぐ一直線な高校生たちが、恋のパワーでどこまでも突き進む、暑苦しいくらいの青春物語！！

ブーちゃんと呼ばれるでぶっちょな桶井陸と、チビでメガネのハカセこと河本博士。
2人の非モテ系男子が放課後を過ごす、坂高文芸部。
部員はハカセただ1人。
部員でもないのに部室に入り浸る陸は、備品のパソコンで、日々の出来事や思った事を書き記しては、私物の空色のUSBメモリに保存して時間を潰す。
このまま文芸部は、ハカセの卒業とともに廃部なんだろうと思われた矢先、なんと１年生女子が入部してきた！
と、同時にハカセに春が来た！！
なんとか新入生・野村さんと距離を縮めようとしては、失敗して明後日の方向に走り出すハカセに呆れつつ、いわゆる「ブンガク少女｣ともちょっと違う様子の野村さんの入部をいぶかしく思う陸。
ところがそんな時、陸に大事件が発生！空色メモリが、何者かに盗まれてしまったのだ。
自分だけではなく、博士の恋心や野村さんの秘密まで大ピンチだ！！

今、好きな人はいる？
あるいは、好きだった人がいた？
その人は、男だった？女だった？
あなたの体や心は男？女？
「LGBT」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
「レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー」ら性的マイノリティーを指す言葉だが、本書は、そんなLGBTについてのいわば入門書的な本だ。
「カラダの性」「ココロの性」「スキになる性」、その組み合わせによって、様々に違う「好き」がある。
その「違い」を理解し受け入れることで、LGBTもそうでない人も、より快適に暮らせる社会になるだろう。
自分がLGBTかもしれないと悩んでいる人、LGBTについて理解したい人に手に取ってほしい。
愛の形は、人の数だけあるんだ、と本書は教えてくれる。

郊外の古いアパートに暮らす「彼」と「彼女」。
わずか壁を1枚隔てただけのお隣同士の二人だが、「彼」には左へ曲がるクセが、「彼女」には右へ曲がるクセがあったせいで、2人が顔を合わせた事は一度もなかった。
だがある時、2人は不意に公園で出会う。
出会ったとたんに惹かれあい恋に落ちた2人だったが、急な雨にあわただしく交換した電話番号は、雨に滲んで読めなくなってしまった。
互いに互いを求め探すものの、相変わらず左へ曲がる「彼」と右へ曲がる「彼女」はすれ違い続け、くたびれて隣り合わせの家で孤独を抱える日々。
果たして、二人は再び再会できるのだろうか…？
美しい繊細な絵と短い文章で、多くの人の中にいながらに感じる“孤独”を描く、大人のための絵本。
「運命の相手」って、意外とすぐそばにいるのかもしれない。

貧しい孤児院に育ち、週に29もの仕事を掛け持つたくましきヒロイン・フェルディア。
そんな彼女に持ち込まれた新たな仕事は、「毒龍公」の二つ名を持つ、悪い噂しか聞こえてこない敵国の皇子・クロウのもとに、フェルディアと瓜二つの病弱な王女の身代わりとして嫁ぎ、お試し期間の間に離縁されて戻ってこいと言うものだった。
報酬に目がくらんで、反射的に引き受けてしまったフェルディアだが、旦那様のクロウは、聞きしに勝る鬼畜のドSだし、城の使用人たちには、敵意を向けられ、完全に無視を決め込まれ…。
小銭稼ぎを趣味として、おしゃれにも恋愛にも興味が無かったフェルディアの恋は、いきなり結婚(離婚前提)から始まった！
「絶対離婚してやる！」を合言葉に、男前すぎるヒロインの、ちょっと糖度低めのラブコメスタート！！

「名作文学」って聞くと、難しそう・つまらなそう、って腰が引けちゃう人もいるかもしれない。
そんなあなたにオススメしたいのが、この本！
たった5日間の短い恋で、周囲を振りまわすだけ振りまわした「ロミオとジュリエット」だとか、
一目ぼれした相手とキスしたいがために、その首を落としちゃったサロメとか、
「椿姫」や「冥途の飛脚」で描かれる、運命の女(ファム・ファタル)のために借金してまで貢ぎたおす恋する男たち、などなど。
恋に落ちた主人公たちの姿は、一途で純粋だけれど、時に滑稽で、そしてしばしばハタ迷惑。
はっちゃけた名作文学の主人公たちの姿を知れば、あなたも読んでみたくなるかも。
そんな気分にさせる、古典恋愛文学のアレコレをツッコミ満載で紹介する、コミックエッセイ！

エリー・ナディーン・マグダは13歳の仲良し3人組。
スタイルが良くて美人な2人に比べて、ちょっとぽっちゃりな体型がコンプレックスのエリー。
なのに夏休みの家族旅行では、悪天候のせいで、別荘と言う名のしけた小屋に閉じ込められて、毎日暇にあかせて食べてばっかり。
無理やり連れ出された古城ツアーで、出会った男の子も、理想からは程遠いさえない年下のダン。
そんなぱっとしない、ただ体重を増やしただけの休みを終えて9年生に進級したとたん、ナディーンに彼氏が出来、それを知って、マグダもあわてて彼氏をゲットする。
そしてエリーは、ついつい休み中に出会ったダンを、通学途中に見かける憧れの君におき変えて、すてきな彼ができたと、見栄をはってしまい…?
どこの国のティーンも、悩みは一緒みたいだね。

クラスの最下層グループにいる人間レベル2の僕が、人間レベル90の宮崎先輩に頼まれたのは、彼の二股相手の一人・百瀬の恋人役。
(｢百瀬、こっちを向いて｣)
近所の不登校児に勉強を教え始めた高1の姫子。
ある日教え子を助ける為に水難事故にあい、次に目覚めた時、世界では5年の月日が流れていた。
(｢なみうちぎわ｣)
出版社に勤める叔父から回してもらった、テープ起こしのバイト。
ある日渡された、覆面作家のインタビューテープから聞こえてきたのは…国語の先生！？
(｢キャベツ畑に彼の声｣)
とある理由により、ブスメイクをして、クラスでも目立たぬように息を潜めて暮している柚木。
だが、あるとき軽薄なクラスメイト山本に素顔を見られてしまう。
(｢小梅が通る｣)
派手さも特技もチートもない、教室のすみっこにいそうな地味な高校生たちの、甘酸っぱい4つの恋愛物語が綴られた短篇集。

父親の転勤と時を同じくして、伯父夫婦の海外転勤が決まったために、いとこ3人での共同生活を命じられた高校生・勝利（まさとし）。
父子家庭に育ち、身の周りの事は全て一人でできると、いとことの同居をさんざん渋っていたが、生意気な年頃の丈は、会ってみれば気が合う可愛い弟分だったし、５歳年上のかれんは、記憶の中のどんくさい少女から、大人の女性へと、驚くべき変貌を遂げていた。
なんの偶然か、新学期からかれんは勝利の高校の美術教師として就任し、家でも学校でも彼女と接するうち、勝利はかれんに想いをよせるようになる。
だがそんなある日、勝利は、かれんが時々見せる不審な行動に気づき、やがて彼女の秘密を知ることになる。
　10年以上かけて紡がれてきた、勝利とかれんのじりじりした恋模様は、現在も進行中。

携帯もメールもなかった大昔、それらの代わりに男女の間を行き来した「和歌」。
今と変わらず、大昔の日本人も、寝ても覚めても恋で頭がいっぱいだったのだと、「万葉集」や「古今和歌集」、「伊勢物語」や「源氏物語」から、リンボウ先生が面白おかしく読み解いていく！

古い恋の歌を読み解いた後は、最近の恋の歌に目を向けてみよう。昭和･平成のJ-POPの名曲24曲を題材に、歌詞を楽しみ、そこに見える物語を味わう。
今、あなたがしている恋と重なる風景が、そこにあるかも。