LEAF Vol.65 恐い?怖くない?人ではないもの
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ハリー・ポッターと魔法の歴史をめぐる旅
静山社
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魔法世界の不思議な人やものがたくさん出てくる「ハリー・ポッター」。
そこに登場するものたちをカラーのイラストや写真とともに紹介、解説しています。
3つの頭を持つ巨大な犬のケルベロスや植物の根が人間の形をしているマンドレイク、恐ろしいヘビのバジリスクや巨大グモなどおなじみのキャラがもりだくさん!
登場する場面の様子も書かれているのでその場面を思い浮かべながら楽しめます。
さあ、ハリーと一緒に魔法の歴史を巡ってみてはいかが?
ぼくのドラゴン
おの りえん 作
森 環 絵
理論社
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主人公であるアオバの村では、不思議なことに赤ちゃんがドラゴンのたまごをにぎって生まれてくる。
そしてそのドラゴンも名前をつけられ生まれた子の良きあいぼうとなり、秘密となる。(なぜ秘密なのかは読んでみてね。)
アオと名付けられたあいぼうのドラゴンとともにアオバも成長していく。
アオと遊ぶ楽しい時間、ケガしたアオを看病した事、アオバとアオはいつも一緒だった。
そして大人になったアオはアオバを背中に乗せて・・・。
私たちの周りにもアオの存在のようなドラゴンがいたような、あたたかい気持ちになる物語。
世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本
東 ゆみこ 監修
造事務所編著
PHP研究所
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世界各国の神獣(霊力を持った特別な獣)・モンスターをイラストとともに紹介しています。
有名なところではドラゴン、フェニックス、ゾンビ、ビグフット、龍、天狗などからガーゴイル、フープスネーク、ジョローナ、開明(かいめい)獣(じゅう)などあまり聞いたことがないものまで139体を紹介しています。
この神獣・モンスターは、その地域にルーツと歴史があることが良く分かります。
例えば、日本各地に伝わり、昔話や絵本、アニメなどに出てくる天狗。良く知られていますよね。
この天狗は「日本書紀」にも登場するそうです。
またヤマタノオロチも聞いたことがあるでしょう。これも「古事記」と「日本書紀」に登場するそうです。
このようにルーツをたどっていくとなぜこの国で生まれて、今日まで伝えられてきたのかという背景が良く分かります。
またその神獣・モンスターにまつわるおもしろいエピソードも載っていますよ。
幽霊アパート、満室御礼!
水瀬 さら 著
星雲社
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大学を卒業したものの、就職先の会社が突然倒産してしまい、職を失ってしまった一ノ瀬(いちのせ)小海(こうみ)。
転職活動もうまくいかず、暗い気持ちのまま家を出て近くの商店街に向かい、コロッケを買い食べようとしたところ、猫にコロッケを奪われてしまう。
猫を追いかけていくと『満腹(まんぷく)不動産はこちら』と書かれた看板を見つけて・・・。
ひょんなことから満腹不動産で働くことになった小海。
仕事のため管理している『優麗(ゆうれい)荘(そう)』という昭和の雰囲気漂うアパートに通うことになったのだが、そこの住人達になんとなく違和感をもつ。
それもそのはず、住人のほとんどが幽霊だったんだから!
この世に未練を残して優麗荘に住む幽霊のために、最初は怖がっていた小海が立ち上がる。心にジーンとしみるストーリー。
不気味な叫び
ジェフ・ソロウェイほか 著
三辺 律子 監訳
理論社
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ピーターのおばさんの持っている首飾りには、不思議な力があります。
首飾りを持ちながら物語を話すと本当のことになってしまうのです。
しかし、この首飾りのせいで、ピーターの父はあらぬ疑いで刑務所に入れられてしまいました。
ピーターは父を救い出すために、この首飾りを盗み出そうとしますが、おばさんにばれてします。
かんかんに怒ったおばさんは、モンスターに変身し生きたままピーターを食べてしまうというお話をしました。
はたして、おばさんはモンスターに変身してしまうのでしょうか。
「首飾りとモンスター」ほか6編を収録した短編集です。
鏡の世界
コルネーリア・フンケ 著
浅見 昇吾 訳
WAVE出版
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ジェイコブは父親の部屋に掛けられた鏡の秘密を知っている。
鏡の中には別の世界が存在していたのだ。彼はたびたび内緒で鏡の世界を訪れていたが、あるときそれを弟のウィルに知られてしまう。
ウィルに自分も行ってみたいとせがまれ、一緒に鏡の世界へ行ったり来たりを繰り返すようになるが、そのうちウィルの体が少しずつ石の肉体に変化してしまう呪いにかかってしまう。
ジェイコブはウィルを救うためさまざまな敵と戦っていくが、はたして弟を救うことができるのか。
雪女
小泉 八雲 作
平井 呈一 訳
伊勢 英子 絵
偕成社
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この物語は、ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の代表作の1つです。
ある寒い夕暮れのこと、二人の木こりは森でひどい吹雪に会いました。
ふたりは山小屋に逃げ込みましたが、そのままいつとなく眠り込んでしまいました。
若い方の男が目を覚ますと、ひとりの美しい女が、年老いた方の男に白い息を吹きかけているところでした。
しかし、女は急にふりむくと若い男の方に迫ってきたのです。
現代の人工化した昼夜の区別もない大都会で生活していると、大自然の中で起きる神秘的な出来事に、いっそう怖さをかき立てられるものがあります。
モノノケ杜の百鬼夜行
蒼月 海里 著
KADOKAWA
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御神木のある町・御森には大樹に嫁入りした巫女の末裔(まつえい)である百目木一華が取り巻きの妖怪と暮らしていた。
一華は常世の者と心かわすことができる、人間離れした妖艶(ようえん)な雰囲気が漂う高校生。
一華のクラスに編入した、藤谷潤もまた、見えないはずのものが見えてしまう霊感の持ち主だった。
ある日、妖怪に襲われてしまった潤を一華が助けたことで、潤は一華と仲良くなりたいと思うが、一華にあまりかかわるなと言われてしまう。
ある事件をきっかけに、関わってはいけない理由と一華の過去が明らかになり一華も潤に心を開いていく。
寄席わらしの晩ごはん
名取 佐和子 著
KADOKAWA
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職も住まいも失い、公園のベンチに寝泊まりするホームレス寸前の青年の、空っぽの腹に響いた太鼓の音。
耳慣れないその音に導かれて、下町の寄席「八百万(やおよろず)亭」にたどり着いた彼は、屋根裏の小窓から通りを覗く、4,5歳くらいのボブカットの子供を目にする。
昔から八百万亭に棲みつき、色々ないたずらを繰り返しては、「おばけ」と呼ばれていた寄席わらしのフクちゃんと出会った青年は、おいしそうな玉子サンドに釣られて、長いことなり手がいなかった、フクちゃんのご飯係「特座」となり、「おばけなんぞいない」と主張する強面の落語家・朝露の弟子・萬福亭晴坊として、落語にフクちゃんのお世話にと奔走しながら、自分の居場所を見つけていく。
かわいいフクちゃんと健気な晴坊、落語にからめたおいしそうなご飯。
一粒で何度もおいしい1冊です。
LEAF Vol.65
fromヤングアダルトコーナー
今回は人ではないもの特集。
それって何?と思った方。妖怪や妖精、幽霊やドラゴンなどといえば分かりやすいかな?(ほかにもたくさん)
少し怖くて、でも興味ひかれる不思議な世界にご招待いたします!